2010年06月27日

スクウェアエニックスの社長である和田洋一氏がTwitter上でCEROのレーティング等についてツイートしておられます。
和田社長のTwitterアカウントはこちら

まぁ、発端はスクウェアエニックスから6月10日に発売されたXbox360/PS3「ジャストコーズ2」の海外版からの規制内容と規制があることを事前に発表しなかったことについてやCEROによる規制についてユーザーから質問されたことが発端なのですが、そこからCERO全体についての発言へと移っており、個人的に非常に興味深い発言になっております。

説明しておくと、和田社長はCEROの理事に就任されておられます。

該当ツイートをコピペさせてもらうと、

倫理規制には、青少年健全育成と一般倫理規制の二つのポイントがあります。前者についてはZの区分陳列、後者はZ基準に満たないものの発売禁止(自主)で対応することとしています。
当局によらない自主規制を維持するためにメーカーは頑張っています。
自治体、警察が重視するのは青少年対応。従って、CEROの存在が周知され、区分陳列が徹底するまでは、Zが青少年の目に触れる危惧があるという理屈で、Zの上限(つまり発禁ライン)が非常に低くなっている。映像、活字、演劇等と比較して異常に低い。
審査員は都度変わり、ガイドラインはあるもののやはり主観に頼る事になるので、メーカー側からは結果を見通しにくい。Zを狙いに行っても紙一重で発禁になっては元も子もなくなるので、いきおい、修正が保守的に偏ります。これがウチに限らず実態です。


とのことです。

政府や自治体に規制されたり、有害図書扱いされると、ゲーム業界全体が縮小・消滅してしまう可能性があるので、自主的に規制する必要があるのは当然だと思います。
また、ゲームの開発費も安くはないので、アウトになるギリギリを攻めるなどという経営上の無茶も通りにくいので、どうしても比較的保守的なグレーゾーンになってしまうのもしょうがないと思います。

CEROの理事でもある和田社長からこういう話がきけるのはすごいことですし、こういう話をしてくれた和田社長に感謝しています。

そして、CEROという存在をわたしなりに考えてみて思ったのが、

メーカーは「CERO」という存在を当局に対する盾にしているだけでなく、ユーザーに対しても盾として使っている。
「CERO」という存在を言い訳にしか使っていない。


これに尽きるんじゃないかと思っちゃいました。

もうちょっとわかりやすく言うと、【当局にはCEROを設けて自主的に審査していますと伝え、ユーザーにはCEROで決められているので規制はしょうがないと伝える】とでもいいましょうか。

CEROのレーティングがスタートする当初、CEROの某方が「新しい区分をゲームユーザーだけでなく、ゲームをプレイする子供さんの親御さんにも認知してもらえるように最大限の努力をする」とおっしゃっていましたが、Z区分は18禁ということはわかりますが、A区分〜D区分までそれぞれ何歳以上を対象にするかパッと出てきますでしょうか。
ちなみに正解は、

A区分:全年齢対象
B区分:12歳以上対象
C区分:15歳以上対象
D区分:17歳以上対象
Z区分:18歳以上のみ対象

です。
正直、Z区分以外はあやふやのまま・・・そんな程度の認知しかないのが実状だと思います。

話を戻して、とりあえず、CEROやメーカーさんにお願いしたいのは、

●ユーザーに倫理規定をもっと明確に表示する。
●規制がある場合は発売前に公式サイトで詳細な内容を告知するよう徹底する。
●規制がある場合は規制を行うことになった経緯を明確にする。

この3つができればユーザーも納得するんじゃないかなぁと思っています。

まぁ、そもそも【日本語版なので海外版とは別物】なので、告知する義務とかはないわけですが、ネット社会の現状、海外の情報が入ってくるのは容易ですから、それを逆手に取り、ユーザーを味方につけるような流れにしてもらいたいなぁと思います。

倫理規定に関しても、CEROの公式サイトで公開されてはいるのですが、こんな長ったらしい文章をユーザーが読むわけがないんですよねぇ。(倫理規定のPDFはこちら。)
PDFだけでなくhtmlでも公開する。なぜ人体破損がダメなのか、パンツが見えていたらダメなのか、Q&Aを設ける。一覧表を作成し、一目でわかるようにする。などを行うだけでかなり変わってくると思います。

また、メーカーによる規制の告知に関しても、メーカーさんに任せる(メーカーさんが独自に判断基準を設ける)のではなく、CEROが一定のラインをつくればいいだけのことなんですよね。

例えば、「ジャストコーズ2」の規制内容の発表はわかりやすくていいと思うんですよ。
規制内容の発表はこちらで、規制理由に関してはこちら

今回は発売後に発表されたので、かなり細かく内容が発表され、それに至った経緯が発表されているわけですが、これをスタンダードにして、発売前告知を徹底するだけで、ユーザーのCEROに対する不信感のほとんどは解消できるはずなんですよねぇ。

ほとんどのユーザーが「規制があるのはしょうがない。」と思っているはずなので、購入するユーザーに対しきちんと説明する場を設けることがまずは重要なんじゃないかなぁと思っています。

そして、メーカーとユーザーが手を取り、海外版をそのまま発売できるような方向に足並み揃えて当局を説得する・・・そんな流れになればいいなぁと思っています。

といった感じで、長文になってしまいましたが、和田社長のツイートを読んで、いろいろと思ったことがあったので、脈絡なく思ったことをそのまま書いてみました。

もちろんユーザー目線(個人目線)での意見なので、CERO側の意見、メーカー側の意見、それぞれあるとは思うんですけどね。




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この記事へのコメント
1. Posted by Nab   2010年06月27日 20:00
英語を学ぶしかないのか…?
2. Posted by (M)キーパー   2010年06月27日 20:05
お疲れ様です、感動しました。
それを和田氏のツイッターでも書いてほしいくらいです…彼は私らのような学のない下民なんかの事はほぼ無視しますから。
まぁ、立場的なものもあるでしょうが、ジャストコーズ2の規制に関しては一般人規制以外は言い訳出来るレベルでも納得の出来る内容でもありませんけどね。
他の会社が何社も(汗水流して)出来ている事をスクエニが出来ていない時点で悪いのはCEROじゃなく………(-_-#)
それにしても第三機関ってどこの事だろうなぁ…わざわざCEROをああいう風に書くのも変だし。
3. Posted by pipi   2010年06月27日 20:36
CEROを廃止しない限り、日本のゲーム界は滅びるだろう
4. Posted by ain   2010年06月27日 21:54
別に廃止する必要はないと思うんですよ。
むしろ入り口がCEROしかないのが問題ではないかと。

要は自主規制基準が整ってさえいればいいなら別の審査機構を作るとか、
海外ゲームはPEGIの審査をクリアすればOKにするとか。
何にせよ審査員によって基準が変わるってのがふざけた話ですから
理事ならそこを改善する方向に明確なガイドラインを作るなり働きかけるべきだと思います。
5. Posted by Sierra774   2010年06月27日 22:13
CEROがあっても無くてもゲーム界は滅ばないだろうけど
無くなったら法規制でZラインのタイトルの発売も危うくなるだろうね
6. Posted by ビバメヒコ   2010年06月27日 23:00
どこのメーカーもベセスダの高橋みたいにアウトギリギリまで戦ってくれれば安泰なんだけどね
今後、ジャスコ2みたいな最悪な例が出てこないことを祈る
7. Posted by     2010年06月28日 00:47
判断基準が明確にされてないからな
8. Posted by ab10   2010年06月28日 01:35
何も考えずただCEROうぜーって言う
アホもいるからなぁ
そういう人を減らすためにも、取り組みを
見直しつつ、存在意義を認知させていかないとな
9. Posted by mmasa   2010年06月28日 01:44
そもそも見せたりプレーさせる事が悪いんじゃないと思うんですよね。
実際に見聞きしてどう思うかが大事なのであって。
そして、それを教えるのが親や教師であって・・・。
その責任を放棄して臭い物には蓋をする悪い習慣によるものだと思ってます。

ゲームで欲求を抑えてた人には逆効果だと思いますし、結局は暴走する人を抑えられる訳じゃないと思います。
犯罪を減らす為じゃなく、いざゲームのせいにされた時に、私たちはこういう対策をしていますと、自分(自社)への攻撃が来ないようにする為の盾として出来たものだと思ってます。
10. Posted by 通りすがり   2010年06月28日 01:53
CEROが無くなったら東京都が条例で規制に乗り出すのは明らかなので、
CEROが無くなったらZ区分のゲームは間違いなく消えるでしょうね
そもそも、Z区分自体が東京都による規制を阻止するためにできたものです
以前にあった「18歳以上推奨」をDとZに分けたもので
規制を緩和する目的で作られた物ではありませんからね
規制を緩和することでマスコミに付け入られないようにするのが目的だったのではないかと思います
ゴッドオブウォー3をみるに規制は緩和されてるのかな?
しかし審査基準が不透明なところは、新しい区分が出来てからずっと変わらないので、その辺はいい加減何とかして欲しいものです
11. Posted by (M)キーパー   2010年06月28日 03:13
今、通そうとしている漫画系のアレが通らなかったら、CEROがあろうがなかろうが今の彼ならトンデモ案をまた出してくるのではないでしょうか?実績作るのに必死になってますし。
12. Posted by ミーシャ   2010年06月28日 10:04
事前に公表ってのは現状での対応としては良いですが、このままずっとそれでも良いって訳じゃないと思うんですよね。

スクエニの和田さんも行ってますが、CEROの問題はこの2点だと思います。
・倫理規定が詳細まで決められていない
・細かいところは、そのときの審査担当者の主観

だから、あっちのゲームでOKなのに、こっちのゲームでNGだったなんてことが起こる。
Xbox360ユーザーなら、”GoW2のヘッドショット”といえばよく分かると思う。

これも和田さんが言ってますが、ここをどうにかしない限りメーカーの修正は保守的なまま。一部のメーカーはギリギリまで頑張るけどそんなのは希でしょう。(ニンジャガ2、フォールアウト3はメーカーのがんばりです)

細かい規定を決めると、抜け道を見つけて悪用されるって意見もあるんですが、毎年度見直しするようにすればいいと思うんですよね。それでなくても、時代背景似合わせて規制は変わるもんですし。
13. Posted by ALES   2010年06月29日 18:37
とりあえず、今の日本において、(特に教育関連で)「ゲームは害悪」という風潮が非常に強いのが問題。

一時期「ゲーム脳」といったエセ科学本内の言葉が流行ってしまったのもその1つ。

それに対し、ゲーム業界がちゃんとした反論をしてこなかったのも悪いと思っている。
(実際に業界が出した答えは「無視すること」。任天堂だけはDSという答えを出したけど)

こういうのはちゃんと産官学で連携して研究すべきだと思っている。

また規制にしても、極力主観を排除して判断できるよう審査員を訓練すべきであり、
発売後もレーティング変更が出来る余地を残すよう制度変更もすべきなんだよな。

ちなみに、ニンジャガ2は制作中CEROに残虐シーンが出来上がるたびに質問しまくったらしい。
なので、ニンジャガ2が日本における残虐表現の最大値であると言われている。

ニンジャガ2とバイオ5の審査結果の差も絶対に納得できる物ではない。
CEROもネタばれ覚悟の審査結果公表もすべきだと思うんだがなぁ。

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